質問1

庭に植えてある、松の枝が所々枯れてきており、松の枝を見ると葉を糸でつづり合わせた巣を作って褐色の葉と、虫糞をだし中に小さな幼虫がいました。

回答

matsu.jpg (4419 バイト)それは、松の新梢を食害するモモノゴマダラメイガの被害です。幼虫が松の新梢を食害し、褐色の糞を出し、食害された枝が枯れます。

●防除方法                                         殺虫剤を幼虫期に散布

質問2

クチナシの木に緑色の大きな虫がついており、葉がたべられてしまい美観をそこねています。

回答

それは、クチナシに特有につくオオスカシバという害虫です。この7月頃発生します。殺虫剤を散布し防除してください。

質問3

紅カナメモチですが、葉に丸い斑点ができて葉が落ちてしまいます

回答ごま色斑点病です、空気伝染と雨水伝染するしっこい病害です。防除方法は、新葉展開期より4月〜9月までの間、殺菌剤を散布してください。
質問4

生垣としているサンゴジュですが新しい葉がところどころ葉が下に垂れ下がってしまいます。

回答

それは、モンクキバチという害虫です、5〜6月、新梢の先端部が枯れ、その枝の基部の葉も黄褐変しうなだれる、枯れた新梢を開くと白色の虫が見えますこれは、蜂の幼虫で、茎の中を下に向かって進んでいきます。年2回発生し、4月頃成虫の蜂が現れて芽に産卵し、新成虫は7月に現れて、再び産卵する。

質問5

生垣としているマサキですが、葉がうどん粉をまぶし様になってしまいました。どうすればいいのでしょうか。

回答

うどんこ病です、始めは葉の表面に白色のカビが生えやがて葉全体をおおうようになります、この病原菌は木の養分を吸収し同化作用を妨げ木を衰弱させます。風媒伝染しますので、他の木にも伝染します。防除方法としてマネージ乳剤、ミラネシン水溶剤で薬剤散布してください。

質問6

フジが毎年花芽をつけません、どの様に管理したらいいのでしようか。

回答

フジは、つるが右巻きのものをノダフジ、左巻きのものをヤマフジと言います。
根が根瘤菌と共生し空気中の窒素を固定し、あまり肥料を必要としない植物です一般的には、開花するまでに10年位かかるといわれ、適当に伸びた枝を剪定しないと花芽がつきません。花芽は7月に分化しますので、花芽を見て11〜1月の間に剪定してください。

質問7

タケ類の移植方法について教えて下さい。

回答

一般にタケ類の植替えは、新発生竹(1〜2年生のもの)を選んで根鉢を付けたまま堀り上げます。
植え込み後は太い側枝を8節目で、細枝は4〜5節目で伐取り、植穴は腐葉土を充分入れ倒伏しないように支柱をします。
時期は(2月下旬〜3月下旬)。

質問

モミジの枝にマユ状の固い殻をした物があり、つぶしてみると黄色粘状のものが出てきました。

回答

 それはイラガの卵です。夏の高温で大発生します。マユの内で越冬し6月に成虫が現れ、多数の有毒刺があり触れると大変痛い虫です。
 冬の間にマユを見つけて、幼虫を殺しておいて下さい。

質問9

庭にあるサクラの木ですが、以前からサルノコシカケが出ています。どうしたらいいでしょうか。

回答


 老樹や大木で被害がある、こふきたけ病と思えます。
枝幹の腐朽部キノコを取り健全な部分が出てくるまで削り取り、トップジンMペーストなどの塗布剤を塗布する。

質問10

柿が落下してしまいました。剪定の方法も教えて下さい。

回答

 果樹の落下の原因はヘタムシか、本年の夏の異常高温と考えられます。
ヘタムシは6月中旬〜7月上旬、8月上旬〜9月上旬、計2回スミチオン水和剤、コテッフロァブル、オルトラン乳剤、パダンSG水溶剤で防除して下さい。
柿の剪定は、隔年結果性であり、前年に充実した枝に芽を付け結実します。

質問11

庭に植えてある、ハナミズキの枝が枯れてきた。

回答

 それはカビ(糸状菌)によって、発生する胴枯病です。胴枯病はなんらかの原因で衰弱をしたり、損傷を受けた場合発生します。
ハナミズキは、基本的に西日を極端に嫌います。
早期に発見し、被害部を大きく切除し癒合剤を塗布して下さい。
  

質問12

庭木に植えてあるモクセイですが、花が咲かずに芳香がしません。

回答

 原因として、剪定の時期、8月上旬以降に剪定をすると、花芽を切ってしまい、花が咲きません。剪定は花の後に行う。
 ハダニの被害により養分を吸汁され咲かないケースがあります。これはダニ剤で防除します。

質問13

庭木として、植えてある、キンモクセイやキャラですが、白い斑点がカスリ状に表われて、樹勢が衰えてきた。

回答

 おそらく、ハダニの被害と思います。ハダニは乾燥条件で多発し、葉色が衰え、落葉を早めます。ハダニは6〜7月、10〜11月に発生し、年間10回程度の世代交代をくり返し、その為薬剤の抵抗性がつきやすく、防除にあたっては、薬剤ローション防除が必要です。

s_abura.gif (13184 バイト)

質問14

農薬を散布したいのですが、散布の作り方を教えてください。

回答

●散布液の作りかた

{表の見方}
500倍の濃度の液を1L作りたい場合、乳剤・液剤では2.0mLを1Lにとかす。水和剤では2.0gを1Lにとかす。

質問15

サクラの葉がコブ状にふくれてしまう。

回答

 サクラの葉の中にアブラムシが入っている為、コブ状にふくれてしまうサクラフシアブラムシです。浸透移行性の薬剤、オルトラン乳剤で防除する。

s_abura.gif (13184 バイト)

質問16

モミジ、カエデに4月から5月にかけて、若い葉枝にアブラムシがつき、排泄物(甘露)にアリが集まり、葉が黒くなり美観をそこねる。

回答

 アブラムシは年間に数回発生し、最近は薬剤防除を行っても効果がないという話を聞きます。
アブラムシは葉の裏などに寄生しており、浸透移行性の薬剤ではないと効果がありません。スミチオン乳剤などで防除する。

質問17

庭木として植えてあるサルスベリですが、枝が黒くすす状になっているのですがどうしてですか。

回答

 サルスベリによく加害するカイガラムシです。
樹幹や、小枝に白色の米粒状の虫が密集しすすをを併発し、黒くすす状になります。
●防除方法
冬季:石灰礦合剤10倍
春季:5月中旬〜下旬
   幼虫期にスミチオン乳剤などで防除する。

質問18

サクラの枝がふくらんで大きくなり、小枝がほうき状に伸び、年々増えるのですがどうしたら防げるのですか。

回答

 サクラ類に発生するてんぐ巣病です。
そのままにしておくと、年々増え、樹勢がおとろえ枯死します。
●防除方法
休眠期11月〜2月に被害部を切り取り焼却処理
サクラは切口から腐れが入りやすい為、トップジンMペーストなどの塗布剤の処理をする。

褐変した葉と葉裏に生じた子実体

質問19

庭木として植えてあるボタンが年々枯れてしまう。

回答

 ボタンは通常シャクヤクを台木として、接木がほとんどであります。浅植にするとボタンの根が張れずに樹勢が弱ることもあります。また、ボタン栽培は肥料は多めに(花後、9月〜10月、2月計3回位必要です。)日当たりと、排水を良くし、庭に植えてある物は植え替えは厳禁です。

質問20

庭で、大事にしていたモミジが地上から50cm位の所から木クズを出し、下枝が枯れてしまった。

回答

 それは、穿孔性害虫のカミキリムシ類か、ボクトウガの被害です。5月下旬頃から成虫が現れ、9月頃までみられます。成虫は、7月中下旬に樹皮下に産卵し、幹の中の材を食害します。
●防除方法
虫ふん排出孔に殺虫剤を注入。
7月中下旬頃殺虫剤などの高濃度液を幹に散布する。

質問21

庭木のツゲが糸でつづられた様になり中を開けてみると小さな緑色の幼虫がおり、被害が大きくなります。

回答

 その被害はクロネハイイロハマキ(チビハマキ)の被害です。年に3回位発生し、4月〜9月頃まで加害します。9〜10月に越冬卵を産卵し卵で越冬します。ツゲの他に、モチノキ、リンゴ、ナナカマド、シャリンバイ、ウメモドキにも被害を与えます。

質問22

クロマツやヒマラヤシーダーの葉が丸坊主になってしまい、葉をのぞいて見たら大型のケムシが群をなしていた。どうしたら防げますか?

回答

 これは、クロマツ・アカマツ・カラマツ・ヒマラヤシーダーを食害するマツカレハです。一般にはマツクイムシと言われております。6月〜7月にかけて発生します。
●防除方法
トレボン乳剤または、冬期松の幹にコモを巻き、越冬幼虫をコモ内に誘引し3月の啓蟄の日をめどに取り除き焼却する。

質問23

サツキやツツジの葉色が褪せ淡緑色になってきました。葉の裏を見ると黒いタール状の黒点があります。ハダニの被害でしょうか?

回答

 これは、6月頃多発するグンバイムシの被害です。グンバイムシが葉の汁液を吸汁し葉色が褪せてきます。
また、ハダニは梅雨後乾燥条件になると多発します。
●防除方法
ダイシストン粒剤、TD粒剤を株元に散布する。

質問24

モチやモッコクなどの常緑樹にカイガラムシが付いていて、葉がススの様になってしまいます。どの様に防除したらよいですか?

回答

 カイガラムシの防除は、堅い貝殻を作ったあとでは、貝殻を通して効く農薬はありません。したがって、カイガラムシの幼虫期の防除が必要です。
●防除時期
 5月下旬〜6月下旬、7月中下旬
●防除薬剤
 スプラサイド乳剤など。

質問25

カイズカイブキにオレンジ色の寒天状にふくらんだものが出来てしまったのですが…

回答

 それはビヤクシン類(カイズカイブキ、タマイブキ等)さび病です。
ビヤクシン類には大きな被害はないのですが、(ナシ・カリン・ボケ・カイドウ)に大きな被害をもたらす赤星病です。
●防除方法
 3〜4月に石灰硫黄合剤40倍を散布
発生後は4〜5月にバイレトン水和剤、トリフミン水和剤を2〜3回散布

さび病
水を含んで橙黄色の寒天状にふくらんだ菌体(左)収縮した菌体(右)
赤星病
罹病葉にあらわれた橙黄色の寒天状にふくらんだ菌体(左)病斑部裏面に形成された銹子腔の毛状群塊(右)
質問26

長年庭にあった松が、突然真っ赤に枯れてしまったのですが…

回答

 たぶんその原因はマツノザイセンチュウ病と思われます。
マツを枯らす犯人はマツノザイセンチュウという線虫で、この線虫を運ぶ媒体者がマツノマダラカミキリです。マツノマダラカミキリは5月下旬〜7月下旬にかけ前年の被害木から成虫となって脱出し、健全な松を食害し、その時に線虫が松の材内に入り被害を表します。
●防除方法
 樹幹注入法(庭木、単木処理):グリーンガード、ネマノーン他
予防散布:6月初旬、6月中旬、7月中旬の3回スミパイン乳剤200倍にて散布

質問27

モチ、モッコク、ツバキ、サザンカなどの葉がススの様に黒く汚れているのですが防除方法は?

回答

 二種類の原因があります。
 一つは、すす病でカビ(糸状菌)によって起こる病気
●防除方法
通風と採光を良くする
後者は、カイガラムシです。
●冬の防除方法
常緑樹、マツ類マシン油剤30〜45倍
落葉樹、石灰硫黄合剤7〜10倍

質問28

植木や花木、果樹などに寒肥を与える方法は?

回答    

1年に1回根の生育が停止している冬(12〜2月)に、堆肥や腐葉土などと有機質肥料・緩効性肥料を図の様に与えることです。

質問29

9月になり柿の木の実の大半が落下してしまったが、原因がわからない。

回答    

 ヘタの部分を残し実が落ちるのは、カキノヘタムシ(カキミガ)の被害です。
この幼虫の生態は年2回発生し、第1世代が6月上旬〜7月中旬、第2世代は7月下旬〜9月上旬の2回です。
 始めは芽や枝梢に入り、果実のヘタに近い部分から食い込み実を落とします。
●防除方法
 スミチオン水和剤40、トクチオン乳剤、オルトラン乳剤各1,000倍
 コテツフロァブル2,000倍、パダンSG水溶剤1,500〜3,000倍
 休眠期 粗皮削り

質問30

モッコクが葉を束ね葉肉を食べて、葉が茶色く枯れてしまい美観をそこねる。

回答

 モッコクハマキの被害です。モッコクにきわめて普通に発生し、全木渇変することがある。1年に5〜6回発生し赤紫色の幼虫が葉を束ね、葉のなか蛹で越冬する。
●防除方法
 カルホス乳剤1,000倍

質問31

庭のツバキの木の葉裏に毛虫の幼虫が群生し、表皮を残し葉肉だけを食べてしまい、一列に並んで葉を食べるケムシに触れるとかぶれる。    

回答    

 ツバキ、サザンカ、チャの葉を食害するチャドクガです。チャドクガは年に2回発生し、枝や葉裏に卵塊で越冬し、4月中旬にふ化し、4〜6月と7〜9月に現れ、成熟する地表におり、薄い繭をつくり蛹化し、成虫は6〜7月と10〜11月に出現する。
●防除方法
 オルトラン水和剤1,500倍、カルホス乳剤、トクチオン乳剤各1,000倍